今回はExcelで効率的にデータの入力ができる方法を2種類ご紹介します。
【範囲選択を活用する方法】
例えば下記のような点数表の入力をする場合です。

まずは金子さんの国語の点数の入力をしてEnterキーを押します。
そうするとアクティブセルが一つ下のセルに移りますね。

そのまま入力を続けます。
そうすると野島さんの点数を入力すると平均点の欄にアクティブセルが移ります。

ただ次に入力したいのは金子さんの数学の点数です。
そうするとアクティブセルを自分で選択しないといけないのですが、その都度面倒ですよね。
そこでご紹介するのが範囲選択を利用したデータの入力方法です。
まずは、データを入力したい範囲を選択します。

A1がアクティブセルになっていますので、このままデータを入力していきます。
そうすると野島さんの国語の点数を入力後Enterキーを押すと、金子さんの数学のセルに移動します。

それではそのままデータを入力していきます。

一番最後のセルでEnterを押すと、最初のセルに戻ります。

いかがでしょう。
その都度アクティブセルを変更しなくても、続けて入力ができるのでとても効率的ですね。
ただ範囲選択をして入力をしている途中で、間違いに気づいた場合、間違いを修正したいセルをクリックすると範囲選択が解除されてしまいますので、ご注意ください。
ではどのようにすれば範囲選択を解除することなく、データの修正が出来るかというと、
範囲選択した状態でアクティブセルを移動する方法があります。
●選択範囲内でのアクティブセルの移動方法
Enterキー 上から下へ移動
Shiftキー+Enterキー 下から上へ移動
Tabキー 左から右へ移動
Shiftキー+Tabキー 右から左へ移動
こちらの方法で範囲選択を解除することなく、修正したいセルまで移動してデータの修正ができます。ぜひ試してみてください。
【Tabキーを活用する方法】
2つ目はTabキーを利用して効率的にデータを入力する方法です。

こちらの表を作成したいと思いますが、今回は商品ごとに1行ずつ入力をしていきたいと思います。
その場合に利用するのがTabキーです。では実際に入力してみます。

まず商品番号を入力し、確定する前にTabキーを押します。
そうすると商品名のセルがアクティブになりますので、同じ要領で価格まで入力をします。
横方向にデータを入力することができました。

次に価格を入力後Enterキーを押します。
そうすると次の行の商品番号にアクティブセルが移動します。

同じようにTabキーを利用して2行目データを入力。価格を入力後Enterキーを押せば3行目に移動しますので、1件ごとにデータを入力することができます。
先ほどの範囲選択の利用も便利ですが、こちらも効率的にデータの入力ができますね。
入力するデータによって、この2種類の方法を使い分けていただくと便利です。
使い慣れないと今までの入力方法で入力をしてしまう方も多いのですが、慣れれば絶対に便利です。
ぜひ意識的に使ってみてください!