VBAでSeleniumを使ってWebページを操作する

こんにちは。銀座校の村田です。
今回はVBAでSeleniumBasicを使ってWebページの情報を取得する方法をご紹介いたします。今まではVBAでWebページの情報を取得する場合はInternet Explorerを使って記述する方法が主流でしたが、Internet Explorerのサポート終了が迫っており、EdgeやChromeを使って行う方法にプログラムも変わります。VBAでEdgeやChromeよりWebページの情報を取得するにはSeleniumBasicを使います。

まず以下よりSeleniumBasicダウンロードします。
http://florentbr.github.io/SeleniumBasic/

中段のRelease pageをクリックし、「SeleniumBasic-2.0.9.0.exe」をダウンロードしインストールします。

画面指示に沿ってインストールを完了させます。

今回はChromeを操作します。Chromeを起動し、右上の赤枠部分のボタンから[ヘルプ]-[Google Chromeについて]をクリックします。

Chromeのバージョンを確認します。この画面を表示するとChromeが現時点の最新版に更新されます。

Chromeのバージョンと同じChromeドライバ「chromedriver.exe」を以下よりダウンロードします。
https://chromedriver.chromium.org/downloads

ダウンロードしたらWindows10の場合、C:\Users\ユーザー\AppData\Local\SeleniumBasic 内に「chromedriver.exe」があるのでダウンロードしたファイルで上書きします。
※Chromeバージョンが変更された場合は、そのバージョンに合わせて入れ替えしてください。

ここまでで事前準備が完了です。
では次のVBAで利用する方法です。VBEを起動し、Seleniumを利用する参照設定を行います。
VBEの[ツール]-[参照設定]より[Selenium Type Library]にチェックを入れます。

以下のSampleプロシージャを作成し動作確認をします。

Sub sample()
 Dim Driver As New Selenium.ChromeDriver

 Driver.Start “chrome”
 Driver.Get “https://www.yahoo.co.jp/”
 Stop
End Sub

yahooページが表示されれば成功です。今回はWebページを表示するまでの流れの紹介ですが、Seleniumを使うとさらにWebページから目的の情報だけを取得して取り込んだりが可能になります。
事前の設定だけ必要になりますが、設定後は非常に簡単にWebページを操作することができます!!

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