Excel 数式のコピーのポイント

Excelで数式をたてたあとに数式を行方向や列方向にコピーすることがよくあると思います

コピーするときに気を付けるポイント

１．コピー先でセル番地の行番号や列番号が変化していい　→　相対参照

２．コピー先でセル番地の行番号も列番号も変化してはいけない　→　絶対参照

３．コピー先でセル番地の行番号または列番号のいずれかが変化してはいけない　→　複合参照

複数のセルにコピーするときに上にあげたどれに該当するか考えてコピーしましょう。
普通にコピーすると『相対参照』になり、行番号も列番号もコピーした方向にあわせて変更されます。
例えば数式『=B2*C2』を下方向にコピーすると『=B3*C3』というように行番号が変化します

『絶対参照』は、数式のセルの行番号と列番号のそれぞれ前に「$」を入れることによりコピーしても
セル番地を変わらないように固定することができます。
例えば数式『=$B$2*C2』を下方向にコピーすると『=$B$2*C3』というようにB2のセルが変化しません。
下方向にのみコピーするもしくは、右方向にのみコピーするときに利用します。

『複合参照』は下方向にも右方向にもコピーする時に利用します。
数式では列番号か行番号のどちらかに「$」をつけます。
例えば『=$B2*C$2』を右にコピーすると『=$B2*D$2』になります。
「$」の直後のみ固定されますので、「C$2」の列番号CはDに変化します。
『=$B2*C$2』を下にコピーすると『=$B3*D$2』になります。
「$B2」の行番号2は3に変化します。

複合参照がわかりにくいという方は掛け算九九表を作成してみるとわかりやすいです。

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