【Excel】365/2021 で利用できるスピル機能
こんにちは。Nakaiです。
今日はExcel365と2021で利用できるExcelのスピル機能についてです。
Excel2019以前でも利用できた「配列数式」をご存じですか?
配列数式とは、複数のセルの値をまとめて一括で計算できる数式です。
下記の表で商品の売上金額を表示する場合、一般的には、下記のようにセル参照で式を作成した後オートフィルで6行目までコピーして完成させます。
これを配列数式で結果を出す場合は、まずは答えを出したい範囲を選択します。
次にB列の価格の範囲と、C列の数量の範囲をまとめて選択し、乗算します。
確定する際、CTRL+SHIFT+ENTERを押すと、結果を出したい範囲のD2からD6に一度に結果が表示できます。
下記の赤枠が配列数式です。
この配列数式をもう少し便利にしたのが「スピル」機能です。
下記のように、先に答えを出したい範囲の選択は不要ですが、配列数式を同じようにB列の価格とC列の数量をまとめて選択しENTERキーで確定します。
下記のように売上金額が一括で表示できます。
これがExcelのスピル機能です。
スピルとは、「溢れる」とか「こぼれる」という意味があり、1つ数式を作成するとこぼれるように自動的に数式が埋め込まれるのです。
そのこぼれて結果が表示された範囲が、今回はD3からD6までに売上金額です。
数式バーを見ると薄いグレーで表示され、これを「ゴースト」と呼びます。
ゴーストの編集はできませんので、D3セルを消そうとしても消せません。
1つの数式を入力しただけでコピーが不要ですので効率的ですね。
また、5%割引後の結果をE列に表示します。
G2の割引率はE列すべてに乗算が必要なので、式を作成しコピーする場合は絶対参照が必要です。
しかしスピルを利用する場合は、絶対参照は不要です。
確定するだけで結果がこぼれるように埋め込まれます。
そのほか、スピルが利用できる関数も用意されていますので、またご紹介いたします。
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