毎回同じシートでファイルを開く【Excel-VBA】

こんにちは。Nakaiです。

暑さ寒さも彼岸までといいますが、お彼岸明けからやっとクーラーをかけずに寝れるようになりました。
涼しくなると、夏の疲れがどっとでてくることもあるので、皆様お気を付けくださいね。

さて、今日はExcelで簡単なVBAを利用して初期表示を決める方法をご紹介します。

Excelファイルは複数のシートから構成されています。
例えば、集計用のシートと、入力用のシートが存在する場合、間違えて集計用のシートに入力してしまうと大変なことになります。

毎回、入力用のシートが表示されるように、入力用シートをアクティブにした状態で保存すればいいのですが、間違えることもありますし、他の人がファイルを開くこともあります。

VBAを利用すると、ファイルを開く時の操作を保存することができます。

ファイルを開く時の操作に、特定のシートとセルを選択するコードを書いておけば、毎回同じシートを選んでファイルを開くことができて便利です。

今回は、「在庫管理ファイル」の「入力シート」の「B4セル」をアクティブの状態で常に開く設定をします。

[開発タブ]から[VisualBasic]をクリックします。

左側のプロジェクトウィンドウから[ThisWorkbook]をダブルクリックするとコードを入力するウィンドウが開きます。

[ThisWorkbook]には、ファイルの操作に関する操作を記述できます。
例えば、「ファイルを開く時」「ファイルを保存する時」の動作です。

今回は、「ファイルを開く時」の動作を記述します。
左上のボックスの↓から、[Workbook]を選択し、右上のボックスの↓から[Open]をクリックすると、
下記のように、自動的にコードが入力されます。

このPrivate SubとEnd Subの間にファイルを開いたときに実行したい動作のプログラムを記述します。

今回は下記のようにコードを書いて、VisualBasicEditorを閉じます。

VBAを入力したファイルは、「マクロ有効ブック」で保存します。

別のシート、セルを選択した状態で保存して、ファイルを開いてみてください。

入力シートのB4セルがアクティブで開きますね。

VBAが全く初めての方でも、上記のコードは「入力シートをアクティブにしなさい」「B4セルを選択しなさい」という意味かなと何となくわかりますよね。

VBAのプログラムはわかりやすい構文で、Excelを自動化できるので少し覚えるだけでとても便利にExcelを利用できます。

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